人の胸という部位を解剖学的に見た場合、心臓を中心に肺や横隔膜、食道などの器官をはじめとして胸骨や鎖骨などの骨と、骨を支える胸筋とで構成されています。
立って歩く脊柱動物の胸には体を支えるという大きな役割があり、人には体の表面に乳房があるのが特徴です。
女性にとっては子供を育てるための大事な器官ですが、男性の場合は特に機能を持っていません。
それでも存在するのは性別を特定する以前に乳首が発達を始めるため、男性に決まった時点で女性のように発育しなくなるのです。
器官を納める胸郭は籠の形をしているのが特徴で、心臓や肺などを骨で守るための構造になっています。
しばしば心と連携されて捉えられることが多い体の部位でもあります。