背中には色々なできものが発生します。
ニキビや化膿性皮膚炎の場合は痛みがあるので、自覚しやすく治療も比較的容易です。
むしろ警戒するべきなのは、いたみなどの自覚症状のないしこりです。
中高年以降の年代で比較的多いのは脂肪腫、いわゆる脂肪の塊と言うものですが、肩甲骨や肩周りに発生することが多いようです。
もっとも良性なので見た目に気にならない限り放置しても問題はありません。
しかしなかには悪性の腫瘍がしこりを形成している場合もあるので、自己診断は危険です。
せなかの脂肪や筋肉、骨組織などには、中高年以降の年齢になると悪性の肉腫が発生する可能性が出てきます。
特にサイズが10cmをこえる、短時間のうちに急速に成長する、などの兆候が見られるときは整形外科の受診をおすすめします。