人の腕は肩から手の先までの部位のことを言い、医学的観点からは上肢と呼びます。
分ける場合には肘部分が境目となり、肘より上の肩に近い部位が上腕、肘から下は前腕で、その先の手の平から手指部分にまで至る構造です。
腕全体の筋肉は部位別にいくつかに分かれていて、力こぶとして知られるのが上腕二頭筋です。
神経もそれぞれの部位別に走っていますので、一部で損傷を起こしてしまったとしても全体に及ぶことはありません。
物を持ち上げて運んだり、掴んだりといった動作から、歩く際に振り子のように振ることで体のバランスをとっています。
さらには動かすという動作によって物事を伝えるという働きを担うなど、人の生命維持活動に使われる以外の用途も持っている部位です。