虫垂とは盲腸の末端に突き出た小さな器官で、免疫機能の一部に関与する役割をになっているとされていますが、炎症が比較的よく発生する特徴があります。
盲腸炎と混同されることはありますが、明らかに別の器官なので虫垂炎は別の疾患として認識されています。
消化器官の手術のなかで症例数が多く、虫垂をふくめた患部を切除することで治癒します。
しかし重症化すると虫垂が破裂し腹膜炎から敗血症の可能性も否定できないので、初期症状を見逃さないことが大雪です。
主な初期症状は右側下腹部の痛みです。
これは虫垂の部位と一致しますが、痛みの程度は炎症に比例する傾向が見られます。
炎症が悪化すると発熱や、痛みの範囲が腹部全体や別の部位に広がるなどの症状も見られるようになります。