顔面には口やまぶたなどの各パーツの動作を制御するためであったり、外部からの刺激を探知するためであったり、色々な需要にこたえる為に神経網が張り巡らされています。
顔面神経麻痺はこのような顔面神経が何らかの原因で傷つき、顔面がひきつったり動作に支障をきたす状態です。
原因不明な「ベル麻痺」と呼ばれるタイプが6割を占めますが、長期化すると麻痺状態からの回復が難しくなるので、早期に受診し原因を特定し原因疾患を治療するのがポイントです。
顔面神経麻痺の初期症状は、顔面の片方全体が麻痺を生じたり、額にしわを伸ばしたり緩めたりするのが難しくなります。
口を動かす神経に顔面神経麻痺が生じると、よだれがたれてしまったり食べこぼしが頻発するなどの症状が見られることもあるようです。