胸には心臓や肺などの生命活動を直接維持するための、重要な器官が狭いエリアに収まっています。
この箇所に痛みを自覚するというのは明らかに注意をはらうべき症状です。
胸の痛みをもたらす代表的な心筋梗塞・肺塞栓・肋間神経痛などの特徴をおさえておきましょう。
心筋に血液を供給する冠静脈がつまるのが心筋梗塞、強烈な胸の痛み出現するのが特徴です。
狭心症を持病に抱えている方は要注意です。
エコノミークラス症状群でもしられる肺塞栓は、肺の血管に血栓が詰まる病気です。
ピル服用中や身体を動かさない状況で、強い旨の痛みを自覚した時は留意する必要があります。
肋骨を支配する肋間神経にいたみがでるのが肋間神経痛、ただしがんが肋骨に転移が隠れている場合もあるので、中高年以降の方は単なる神経痛ではない可能性があります。